ゲンゴロウのパリ日記

くまのゲンゴロウが,一年間のパリ生活を綴るブログ。

モンパルナス墓地と星の王子さま

こんにちは、ゲンゴロウです。

今日はモンパルナス墓地にある有名人のお墓を訪ねました。

f:id:gengorodeparis:20150901205412j:plain

 

エドガー・キネ通りの入口から入ってすぐのところには、

あの実存主義者サルトルとボーヴォワールのお墓。

ふたり仲良く並んで、眠っています。

「人間は自由という刑に処せられている」by サルトル

・・・まだぼくには良く分かりません。

f:id:gengorodeparis:20150901205419j:plain

 

でも、ここで一番有名なのは、詩人ボードレールでしょう。

ファンからの献花が、今も絶えません。

「おお、死よ、老いたる船長よ、時は来た! 碇を上げよう!

この土地は退屈なんだ、おお、死よ! 帆を上げよう!

たとえ空と海がインクのように真っ黒でも

君の知っているぼくらの心は、光に満たされている」

(『悪の華』最終詩「旅」より、訳・ゲンゴロウ)

f:id:gengorodeparis:20150901205422j:plain

 

お昼は、あの日本人ご夫妻とお食事。

初めて入ったムール貝の専門店『レオン』。

140グラムのワイン蒸し、とっても美味でした。

f:id:gengorodeparis:20150901205425j:plain

 

デザートには「新鮮なパイナップル1/4」を注文。

でも4分の1って、パイナップル丸ごとの1/4だったんですね。

さすがフランス、太っ腹です。

f:id:gengorodeparis:20150901205438p:plain

 

昼食後は、アニメ『星の王子さま』を鑑賞。

サンテクジュペリの名作の映画化です。

「本当に大切なものは、目には見えないんだよ」

この留学で、ぼくにも少しわかってきた気がします。

f:id:gengorodeparis:20150901205440p:plain

 

原作を大幅にアレンジしつつも、

そのメッセージをきちんと活かしたもので、秀逸でした。

映画終了後も、しばらく感動で動けないゲンゴロウ。

日本での公開は今秋らしいですよ。

f:id:gengorodeparis:20150901205716j:plain

 

夕食はゲンゴロウ特製の「仔牛のアンチョビ煮込み」。

うまくできているでしょうか? ドキドキです。

f:id:gengorodeparis:20150901205445j:plain

 

ジャーン! じっくり煮込んだおかげで、

アンチョビの旨みが隅々まで行きわたって、

われながら満足のいく仕上がりでした。

f:id:gengorodeparis:20150901205453p:plain

 

夜は読書タイム。『星の王子さま』を読んでみました。

映画を見た後のせいか、ひときわ味わい深く感じます。

また、お便りします。

f:id:gengorodeparis:20150901205500p:plain