こんにちは、ゲンゴロウです。
今日はいよいよ古代ローマの遺跡を訪ねます。
ここは「フォロ・ロマーノ」と呼ばれる場所です。
かつて、地中海を制覇した古代ローマの中心地でした。
それも今は昔。兵どもが夢の跡。
現在では、ただ、眼前の廃墟を残すのみです。
国破れて山河あり、城春にして草木深し。
それでもやっぱり、フォロ・ロマーノの丘に立てば、
往時の繁栄を偲ぶことができるような気がしました。
面白かったのは、ローマ帝国で力を持ったミトラ教の巫女の家です。
ここでは神に仕える乙女たちが、共同生活を営んでいたそうです。
今も残る庭園跡が、優美な暮らしぶりを彷彿させます。
あまりに名高い円形闘技場。
以前、このブログでもアルルのコロッセオを紹介しましたが、
さすがに帝都の闘技場はスケールが違います。
バルベリーニ広場のカフェでひと休み。
昼食に、本場のカルボナーラを注文しました。
驚いたのは、麺にしっかり卵が練り込まれていたことです。
それに生クリームをからめて食すというシンプルな構造で、大変美味でした。
最後に訪問したのは、街の中央にあるサンタ・マリア・マジョーレ教会です。
ここは聖母マリアの戴冠を表したモザイク画で有名なところです。
なんとこの教会には、幼子イエスが眠った飼葉桶の木片が保存されているのです。
あまりの貴重さに、ゲンゴロウも思わず手を合わせてしまいました。
これでぼくのローマ訪問記も終わりです。
4回にわたってお付き合いいただき、ありがとうございました。
いろいろと大変な旅ではありましたが、とても充実した旅行でした。
また、お便りします。