こんにちは、ゲンゴロウです。
先日、世界遺産の町、プロヴァンを訪ねてきました。
パリから列車で気軽に行ける観光地として、人気があります。
プロヴァンには、中世の街並みがそのまま保存されています。
でも、それだけではありません。
当時の家が、今も住居として使用されているんです。
街中を散歩していると、まるで500年以上前に、
タイムスリップしたような気分になります。
これは16世紀に建てられた鐘楼。
フランス革命で破壊された修道院の名残です。
立派な塔で、往時の繁栄が偲ばれます。
隣りには、教会がありました。
その歴史は11世紀にまでさかのぼる古い教会です。
入口の聖人像は、ことごとく首をそぎ落とされていました。
大革命時、フランス全土で吹き荒れた教会迫害の名残です。
これを修復したのが、現代彫刻家のジャンクロ。
ぼくは、この人の作品が大好きなので、偶然の出会いに感激です。
プロヴァンは、町全体が城壁に囲まれています。
11世紀から13世紀にかけてに作られた塔や城門が、
当時の自主独立の気風を伝えています。
城壁の外には、フランスらしい田園風景が広がります。
田舎育ちのぼくには懐かしい眺めで、心が安らぎます。
どこまでも広がる菜の花畑は、とてもキレイ。
地平線が黄色に染まって、空の青色がいっそう鮮やかです。
また、お便りします。