ゲンゴロウのパリ日記

くまのゲンゴロウが,一年間のパリ生活を綴るブログ。

マルセイユの教会巡り

こんにちは、ゲンゴロウです。

これから、マルセイユの教会をご案内します。

ぼくの背後に見えるのは、旧慈善院といって、

貧しい人たちを収容するために、400年前に作られた建物です。

f:id:gengorodeparis:20150327054605j:plain

 

お次は、海岸にそびえ立つサント・マリー・マジョール大聖堂。

外壁のレンガがカラフルで、とてもエキゾチック。

マルセイユに入る船を、この教会が歓迎してくれます。

f:id:gengorodeparis:20150327055054j:plain

 

とりわけ名高いのが、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂。

海の民マルセイユの人々が、航海の無事を祈願する教会です。

岩壁の形が、ちょっと舳先に似てる気がします。

f:id:gengorodeparis:20150327055541j:plain

 

マルセイユ郊外の小高い丘の上に建っていて、

街のどこからでも、その優美な姿を見ることができます。

203高地みたいな所なので、戦争中は激しい争奪戦の対象となったそうです。

f:id:gengorodeparis:20150327055748j:plain

 

これが教会の内部です。

荘厳な壁画で装飾され、まばゆいばかりの美しさでした。

f:id:gengorodeparis:20150327060032j:plain

 

海の民であるマルセイユ市民を象徴するかのように、

中央の壁画には、帆船が描かれ、

天井からは、船の模型が吊り下げられています。

f:id:gengorodeparis:20150327060220j:plain

 

壁面には、マリア様に感謝する無数のプレートが貼れていました。

日本風に言えば、絵馬の様なものでしょうか。

f:id:gengorodeparis:20150327060433j:plain

 

下の写真は、辛くも難を逃れた人が奉納したものです。

「1901年12月4日、インド洋にて巨大な暴風雨に襲われ、航行不能となった我々を、お救い下さった聖母様に感謝申し上げます」(訳・ゲンゴロウ)。

神様のご加護に感謝する気持ちが、しみじみと伝わってきました。

f:id:gengorodeparis:20150327060537j:plain

 

気がつけば日は暮れて、辺りは夕闇に覆われていました。

いよいよマルセイユ滞在、最後の夜がやってきます。

この街が大好きになったゲンゴロウには、あまりにも名残惜しい夕焼けです。

f:id:gengorodeparis:20150327061709j:plain

 

残念ですが、明日にはTGVでパリに帰ります。

でも、その前に、風光明媚で名高いカシ(Cassis)の街を訪れてみるつもりです。

また、お便りします。

f:id:gengorodeparis:20150327061910j:plain