こんにちは、ゲンゴロウです。
帰国の準備に追われ、更新が遅れました。
ご心配をおかけしてすみません。
ぼくは今、温泉で名高い保養地ヴィシーに来ています。
上の写真は、温泉からわき出る飲料水で、もちろん無料。
下は、グツグツと地下から吹き出している源泉です。
ちなみに、フランスで「ナチュラル・ミネラル・ウォーター」という場合、
源泉の水をそのままボトリングしたものを指すらしいです。
ここが源泉広場。
ヴィシー市民の憩いの場となっています。
ヴィシー名物の回廊です。
20世紀初頭、この街が保養地として注目されはじめると、
雨の日も散歩やショッピングを楽しむために作られました。
こんこんとわき出す噴水。
この街の至る所で見られる光景です。
ココットさんも感動していました。
むこうに見えるドームは、源泉を使用して作られた温泉です。
女性が喜びそうな美容サービスが満喫できるのですが、
予算が足りずに、ココットさんは断念していました。
100年以上前から発達した保養地だけあって、
当時の趣味を反映して、建築物もエキゾチック。
パリやディジョンとは、全然雰囲気が違います。
でもヴィシーは、暗い歴史を背負っています。
1940年から44年まで、ナチス・ドイツの傀儡政権
「ヴィシー政権」の首都が置かれたのです。
これは、その時に行われたユダヤ人迫害を記録した追悼の記念碑。
フランスは、はや秋を通り越して冬の気配ですが、
日本はいかがでしょうか。
もうすぐ帰国です。ホッとするような、悲しいような、物足りないような・・・
また、お便りします。
visi